スペインの「食」=生ハム=
スペインの「食」はとても豊かである。
何といっても、一番に思い浮かべるのは生ハムだろうか。
日本に売っている生ハムとは比べ物にならない。
私は日本で生ハムは買わない。
おいしいものに出会ったことがないし、もう見た目で全然別物。
生ハムにはランクがあって、ピンキリである。
どうせ買うならやはり良いものを・・・。
ただし、これを食べてしまうともう絶対に安物は買えなくなる。
それぐらいおいしい。
一番おいしいのは、上等の生ハムを提供してくれるレストランに行って、プロが切ったものを、その場ですぐ食べることだと思う。
台に固定された生ハムを薄く切るのは難しく、生ハム専用の長い、幅の狭いナイフを横にして切るのだが、これが結構難しい。
年末に日本のお歳暮のような習慣があって、生ハムの足を一本丸々いただくことがあるのだが、それを切るためには絶対専用の台が必要で、家にも1台あった。
でもこれが本当に難しい。
まな板で上から下にトントンと切るのはできるが、刃を横にして薄く薄~くこそげるのは、私にはできない。
生ハムが自宅にある、というのはとても贅沢なことに聞こえるが、邪魔だし、臭いし、私はなくてもいいかな~。
やっぱりあれは、レストランで切ってもらって食べるのが一番おいしいのではないだろうか。
でも重ねて言うが、上等の生ハムは、本当に本当においしい。
スペインでも100グラムの真空パックで、20€ぐらいする。
日本円で2500円位だろうか。
食べる前に冷蔵庫から出しておいて常温にしてから食べることをお勧めする。
ハムの油が柔らかくなって、これまた繰り返すが、本当に本当においしい。
生ハムは冷たいまま食べては、生ハムに失礼だ。
Viva! España!!