スペインの「食」=パエリヤ=

スペインと言えばパエリヤ、と言えるほど有名になった。

 

日本では日本米で作っているので、スペインで食べるパエリヤとは少し違うかもしれない。

スペイン米はパラパラしているので、スプーンですくったときにすでに感触が違うと思う。

スペインにもたくさんの種類のお米があるので、一概には言えないが、一般的に使われているものは大体パラパラで、おにぎりが作れない、と言ったらパラパラ加減がわかるだろうか。

 

スペインでは日本で言うご飯が、パンまたはポテトなので、お米は毎日使う食材ではない。

最近ダイエットブームなので、パンを食事時に食べない人が多いが、ゆでたポテトやフライドポテトが肉や魚料理に必ずと言っていいほど添えられる。

一番驚いたのは、家庭で食べるスパゲッティ(トマトソースのみ)にフライドポテトがたっぷり添えられていたことだ。

フライドポテトの量も半端なく、レストランで食べてもお皿の半分くらいがポテトだったりする。

 

パエリヤと言えば魚介のパエリヤが一般的だが、これ以外にもウサギの肉や鶏肉だけ、野菜中心、など様々だ。

チャーハンにいろいろな具材があるのと同じで、何を入れてもおいしいと思う。

 

パエリヤ鍋も種類が多く、また一抱えもあるくらい大きなものもある。

大きなものはたいてい外で作る時用で、ガスボンベにつないで、大きなパエリヤ鍋専用の台の上で作る。

 

パエリヤはやはり一番おいしいのは、外で火をおこして作ったものかもしれない。

特に具材を準備していなくても、冷蔵庫にある肉や野菜で十分おいしいパエリヤができてしまう。

 

パエリヤの黄色い色はサフラン、と言われているが、スペインには黄色くなる粉(着色料)を使うのが一般的で、これがパエリヤだけでなく、他の料理にもしょっちゅう使われる。

日本にもあるかもしれないと思って探したが、今のところ見つかっていない。

着色料だけに、手につくととれない。数日残る。

しかし、この色がスペインの料理の色なのだ。