好きなこと。朝の洗濯。
多分、洗濯が好きだ。
以前、友人が彼女の母親の話しをしていて、「うちのママ、洗濯が好きみたいで」という話しをしていた。
その時、「へ~。洗濯が好き・・・?」って、その感覚がわからなかったんだけど、実際自分を振りかえってみると、
「あ~、私洗濯好きな方かも」と初めて思った。
忙しかった3年前ぐらいまでは洗濯は家事の一部で好きとか嫌いとか考えることの範疇に入っていなかった。
やらなければならないのでやる。以上。
でも、洗濯物を干すのが嫌だなーとか、洗濯物を取り込むのが嫌だなーとか思ったことはない。
むしろ、洗濯物を干すのは好きな方かもしれなかった。
なんかこだわりがある。
私はハンガーにかけて干していきたいタイプなので、洗濯ばさみにはさんで干すものは下着類、靴下類だけで基本シャツ類はハンガーに通して干す。
このハンガーにも種類があって、細いハンガーにかけるものは、ハンガーの肩の後が残ってもいいような家で着るものかインナーだ。
それ以外は肩の部分が厚く丸みを帯びているハンガーにかける。
干す間隔や干す場所などにも自分なりのこだわりがある。
ボックスシーツを干す時は、ボックス部分がきちんと広がるようにして干す。
何度か広げるのを忘れて、他の部分はしっかり乾いていたのに、ボックス部分がくしゃくしゃになっていたことがあり、こんな時は心の中で「ちぇ」と思う。
今は朝から仕事に行くことがないので、朝洗濯したものをゆっくり干すことができてとても嬉しい。
前にYou tubeで「布団を干したいので仕事辞めました」とかいうYou tuberさんがいたんだけど、気持ちとってもわかる。
1人暮らしでフルタイムで仕事していたら、なかなか布団干せない。
土日に天気が悪かったらまた次の週まで干せないのだ。
そして、何となく「布団を干せる」って実はとても豊かなことなのだとわかる。
布団が干せる家に住む。布団が干せる場所がある。布団を干せる時間がある。
なんか、豊かだな~と思う。
海外では布団を干す習慣はないので、私の中には布団を干す、という事よりも洗濯が大事で、引越しを繰り返してきた私がいつも大事にしてきたことは「洗濯物を干す場所が、良い場所かどうか」だった。
洗濯って、殆ど毎日のことで、乾かないことによる弊害はかなりストレスフルだ。
そして、その不満足感は他の家族にはわからない。
1人で抱え込む地味に重たいストレスになる。
今、殆ど朝干して、お昼ごろには殆ど乾いている洗濯物。
干している時もなんか気持ちがいいし、干したものが風になびいているのを眺めるのも好きだ。
おひさまが出ている時は、本当に早く乾く。
おひさまって本当に大切。
私の友人のママは、洗濯が好きなので、なんでもどんどん洗濯してしまうそうだが、私はそれとはちょっと違う。
たくさんの洗濯物ではなく、少ない洗濯物をおひさまの当たるベランダに干したいのだ。
子どもがいた時の洗濯の多さを懐かしむ人もいるかもしれない。
私はそれは全くないかな。
今がとても好きだ。
前の生活が嫌だった、というのではない。
それも好きだった。
でも今がとても好きだ。