スペインの「仕事」=勤務現場=

「走らないスペイン人」

 

日本では職場でよく走る人を見かけると思う。

お店でもどこでも日本人は小走りに走る。

皆急いでいる。

これは、お客様を待たせないように、上司が待っているから・・・など理由があると思う。

 

しかしスペイン人は走らない。

誰が待っていようが走らない。

 

日本人とは歩き方が違って、どちらかというと大股で闊歩する。

 

日本人の歩き方や小走りと比べた時、到着するスピードは実は同じなのではないかと思う。

 

実際、日本人の小走りは、急いでいるようには見えるが、実際のスピードはそんなでもない。

 

私が仕事を始めた時、「なんで走っているの?」と何回も聞かれた。

「走るな。歩け。」

「でも人を待たせないために」と言うと「そこで走っても数秒しか変わらない。歩け。」

と言う。

・・・確かに。

 

日本では街中でも走っている人がいる。

電車に遅れる、友達を待たせている・・・。

結果、走る。全速力で走っている人もいる。

 

これが多分スペイン人(ヨーロッパ人)には理解できないのか、おしゃれに見えないのか・・・?

 

スペインの街中を走ると、振り返られることもある。

「なに、なに、あの子どうしたの?」

 

まあ、いい意味で個人主義の国なので、それ以上追及されることはないが・・・。

 

ゆっくりできることが美徳なのだろうか・・・?