スペインの「住」＝家電②＝

①ドライヤー

日本と同じにいろんなメーカーがたくさんの種類のドライヤーを出している。

大きいものから小さいものまであるが、たぶん、風量の強い大きいサイズのものは日本にはあまりないように思う。

美容院並みの風量のドライヤーがかなりある。

さすがに早く乾く。

熱さより風量の強いものの方が髪の毛が早く乾くような気がする。

もちろんそれなりに音がすごい。

日本は音を気にする国だと思うので、ドライヤーもなるべく音が小さくなるようにしている気がする。

スペインにその意識はないので、音を抑えたものは少ない。

ドライヤーに限らず、洗濯機もかなりすごい音がする。

スペイン人はドライヤーをあまり使わず、自然乾燥させる人が多い。

ストレートヘアーの人は少なく、皆何となくカールがかかっているので、洗ってそのままでもなんかかわいい。

根元からほんっとにかわいい細かいらせん状の髪の毛の人もいて、これがまた幼児だったりすると、本当にお人形さんのようにかわいいし、なんかうらやましかったりする。

でも、スペイン人は日本人のまっすぐな髪の毛が好きなのである。

漆黒のストレートヘアーはスペイン人女性のあこがれで、まっすぐな髪の毛の目が細い子供の写真なんかを見て、「かわいい～！」と言っている。

ないものねだりとはこのことか・・・。

私の髪の毛も直毛ではないが、まあまあストレート的。

美容院に行ってブローしてもらうと、美容師さんから「いいわね～こんなにすぐにまっすぐになって」と言われ、ブロー後に出来上がった髪を見て「Precioso!（素敵！）」と感嘆の声を上げる。

その上、他のお客さんにまで「見て見て、綺麗でしょう？」と声をかけ、他のお客さんまで「Precioso!」と言ってくれる。

なので、私がゆるいパーマをかけようかな～と相談した時は、即座に却下された。

「こんなきれいな髪なのにもったいない」と言うのである。

②アイロン

アイロンは日本より大きめかな。

と言うか日本のアイロンが小さくなっているような気がする。

そして軽い。

重いアイロンはかけるのには大変だが、しわを伸ばすのには一役かっているような気がする。

そしてスペインで何より良いのは、アイロン台。

立ってかける用のアイロン台しか存在しない。

しかし本当に種類が豊富で、値段もピンキリだ。

日本では嫌われそうな大きいものが多いが、ちょっと値段の高いものを買うと、全く揺れずにかけやすい。

34年間で5台くらい使ったと思うが、最後に買ったものが一番良かった。

今私が日本で使っているものは、軽いがやはりアイロンをかけている時に不安定だ。

機会があれば違うものを購入したいと思っているが、なかなかいいものにまだ出会えていない。