スペインの「食」=果物=

日本人は果物を冷蔵庫で冷やして食べる習慣があるが、スペイン人は果物を冷やさない。

常に常温で食べる。

なので、台所には果物が籠やボールに入っている。

キウイなどは、まだ硬くて常温で置いておかないと柔らかくならないものが多いし、バナナも真緑のものが売られていて、それを買ってきて、自分の家で熟されるまで待つ。

もちろん黄色く熟したバナナも売られているが、熟したバナナをつぶさないように持って帰るのは、結構面倒くさいので、緑のバナナを3日後に食べる計算で買ってきた方が良い。

バナナは安くて本当においしい。

 

アボカドも固い状態で売られている。

市場などで買うときは、お店の人と話せるので、「今日食べたいんだけど」というと、いくつかのアボカドを軽く握って「これなんかいいんじゃない?」と渡してくれる。

 

冷蔵庫に入れる果物は、イチゴ、サクランボ、ブルーベリー、スイカだろうか。

今考えてみると、基本スーパーで冷蔵コーナーに売っているものは、家でも冷蔵庫なのかもしれない。

 

冷やした果物もおいしいが、冷やさなくても十分おいしいと思う。

甘さが引き立つのかもしれない。

 

これと似たような事で、スペイン人は氷を食べない。

日本人は、夏など飲み物に入った氷を口に入れてなめたりガリガリかんだりするが、スペイン人にその習慣はない。

 

お水も常温を好む人が多いと思う。

 

どちらがいい、ではなく単純に習慣の違いである。